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2012-06

書評 プロのための Linuxシステム・10年効く技術 / あなたは読みこなせますか?


シリーズ3作目 読みこなすには前著2冊で解説された知識が必要。

技評さんから、プロのためのLinuxシステム シリーズ3冊目の『 10年効く技術 』 を送って頂きました。
※ 本エントリーの最後に 詳細目次 を掲載しています

まずは今の自分が読みこなせる部分をということで各章ざっくり読んだところですが、それぞれ1冊の本になりそうなテーマが多く、いろいろかっ飛ばした(汗)解説になってます。 これだと初心者レベルではキツそうだなと思いつつ読み返していると…

《はじめに》より引用

これまでにも「プロのためのLinuxシステム」と題する2冊の書籍を出版させて頂きましたが、本書は少し色合いが異なります。先の2冊は、幸いにも「わかりやすくて充実した内容」との声をいただいていますが、体系的な学習を意図したために「現場テクニック」や「いざというときのための知識」を割愛せざるを得ませんでした。そこで今回は、教科書的な体裁は二の次にして、初級~中級のLinuxエンジニア向けに、筆者自身の生の声で、さまざまなLinuxシステム構築/運用の秘訣を伝授することにしました。

改めて読み進むと、このポリシーを強く感じさせられたのが第2章。 「仮想化でここまでできるインフラ環境構築」 というタイトルで前半はKVM上の仮想ネットワークと仮想サーバーを使い、基本となる小規模な企業でのイントラネット向けと思われるDNSサーバーとメールサーバーの構築。後半はさらにHAクラスターの構築と擬似障害テストへと進みます。

この2章前半での解説ページ数は約38ページ。前提知識はKVM、postfix、bind の技術書3冊分(汗)。 実際に同様の環境を構築した経験があれば別ですが、結構きびしいペースですね。 がしかし、こんなメッセージが…

この後の各節では具体的な環境構築の手順も示していますが、自信のある方は(あるいは、自信がない方こそ)、まずは自分自身が正しいと思う手順で環境構築を行なってみてください。自らの頭と手を動かしながら、失敗の中で1つでも多くのことを学ぶ姿勢が大切です。誰もが一度は経験する失敗はいろいろあります。本番プロジェクトで失敗するよりも、先に「素振り環境」で失敗しておくほうがよいに決まっています。

そう、確かに本で読んだ知識であれ、ネットで調べた情報であれ、自分のサーバー環境で試し、作り込むまないと活用できるモノにはなりません。
また、このKVMでの「素振り環境」構築ノウハウは postfix や bind を使わない場合でも、例えば iptables のフィルタリング設定や mysqlのチューニングなど、いきなり本番環境で試せないことを気兼ねなくできる開発環境を手に入れられるので、さまざまな応用が効きます。
※ FedoraやUbuntuの新しいバージョンも virt-clone で!

ということで、この本を手にとって 分からないコト を調べ、自分のサーバー環境で試行錯誤を重ねる実行力があれば、スキルアップは間違いないでしょう。

今回書評を書いた最新書です。
プロのための Linuxシステム・10年効く技術

シリーズ1冊目 10年効く技術1章の前提本
プロのための Linuxシステム構築・運用技術

シリーズ2冊目 10年効く技術2章の前提本
プロのための Linuxシステム・ネットワーク管理技術

P.S.
著者の中井さんからコメント頂きました!

出版社の書籍ページよりも さらに1階層詳しい 詳細目次( ↓ )もどうぞ。

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